ASSISTANT
【ゲーム開始】
ずきり、と鈍い痛みが頭蓋の奥から響き渡る。意識が混濁の淵からゆっくりと、しかし確実によみがえってくる。まぶたが鉛のように重い。視界はまだ暗闇に覆われているが、意識がはっきりするにつれて、自分の体が何かに触れている感覚が伝わってきた。ひんやりと冷たい、硬い床。そして、わずかに埃っぽいような、古びた匂い。
ゆっくりと、まぶたを持ち上げる。
目の前には、何もかもが曖昧な、薄暗い空間が広がっていた。光源がどこにあるのかも定かではない。壁は灰色にくすみ、ひび割れているようにも見える。天井は高く、その輪郭は闇に溶け込んでいる。視界の端で、ぼんやりとした黒い塊がいくつか見えるが、それが何なのかは判別できない。家具なのか、それとも……。
耳鳴りのような低い音が脳内に響き、思考を邪魔する。
「……う……」
声を出そうとしたが、喉からかすれた息が漏れるだけだった。口の中はひどく乾いている。
一体、何が起きた?
頭を巡らせる。だが、その途端、記憶の引き出しが全て空っぽであることに気づく。自分の名前は? ここはどこだ? なぜここにいる? 問いが次々に浮かび上がるが、明確な答えは一つもない。霧の中にいるかのように、全てが不明瞭だ。最後に見たもの、最後に話したこと、自分自身に関するあらゆる情報が、まるで消しゴムで消されたかのように抜け落ちている。
ただ一つ確かなのは、今の自分は、この薄暗い部屋に一人でいる、ということだけ。
体には、かすかな痛みと、身の置き所のなさがまとわりつく。冷たい床から伝わる不快感が、この状況が現実であることをいや応なく突きつけてくる。
ここから、どうする? まずは、この状況を把握しなくてはならない。
薄暗闇の中、君は自分が横たわっていること、そして、その隣に何かがあることに気づいた。
**何をしますか?**
1. 起き上がって周囲を見渡す。
2. 横たわったまま、隣にあるものを手探りで確認する。
3. 大声を出して助けを求める。
4. 目を閉じて、さらに記憶をたどろうと試みる。
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